ぽけどころ

ポケモンについて深く考える

三世代でのトリックについての考察

3世代でのトリック

四世代以降に登場したこだわりスカーフメガネや黒い鉄球などトリックで相手に押し付けることで相手の動きを制限するアイテムが三世代には少ない

具体的に挙げると、こだわりハチマキと強制ギプス、あえて挙げるとすれば混乱味(フィラ)のみであろう。そんな少ないアイテムプール環境下でのトリック採用は正直難しいというのが今の結論である。というのも、有効に使えるポケモンの選択肢が限られているからだ。とりあえずトリックを覚えるポケモン別に考察をしていきたいと思う。

 

第一前提として、トリックの仕様を一部記載する

・ハチマキトリックによって技が固定される技は、トリックが決まったあとに相手が出した技になる

・強制ギプスを持っているポケモンは素早さが1/2となる

・身代り状態の相手には失敗する

・相手もしくは自分が持ち物を持っていない場合でも成功する(お互いに持っていなかった場合は失敗)

・状態異常のポケモンに状態異常回復実が渡るとそのターンの終わりに回復する

 

 

また、ここでは以下の判断基準?を設けて考察している

・ハチマキトリックに向いているのは、AとSが高い、もしくはAが高い高耐久力ポケモン

・ギプストリックに向いているのはSが遅い高耐久ポケモン

・ここではドーブルについては考察しない

 

 

【レベルアップでトリックを覚えるポケモン

フーディン

三世代で2体しかいないレベルアップでトリックを習得できる育成に優しいトリッカーその1。またトリックを習得できるポケモンの中でも最速を誇る。しかしトリッカーとしての運用は難しい。むしろ普通に殴っていた方が早い

 

バリヤード

三世代で2体しかいないレベルアップでトリックを習得できる育成に優しいトリッカーその2。A種族値が45と低く、ハチマキトリックが選択肢に入らなく、エスパー単タイプ故の不遇さ、またタイプ一致技が特殊なので思ったより火力が出ないかもしれない。S種族値は90なのでギプストリックも視野に一応入れられるかどうか怪しいところ

 

 

【タマゴ技でトリックを覚えるポケモン

オオタチ

三世代の誇る優秀なトリッカー。種族値は低めだがビジュアルがいいのでぜひ使ってほしい(切実)。A種族値は76であり物理であるすてみタックルをタイプ一致で撃てることを考えると本来やりたいハチマキトリックができる数少ないポケモン。S種族値は90なのでギプストリックはオススメできない

 

マッスグマ

三世代の誇る優秀なトリッカー。オオタチとほとんど同じとなるが、こちらには腹太鼓神速や身代りチイラじたばたと多様な型が存在するため、トリッカーとしての運用は裏択になり読まれにくいというメリットが存在する。A種族値は70なのでオオタチに比べると多少火力は落ちるが充分ハチマキトリックができる(ただしすてみタックルは教え技)。S種族値は激戦区の100。

 

ブーピッグ

ザコ

 

バルビート

A種族値は73、S 種族値は85とそこだけ見たら普通に便利そうなポケモン。蛍火バトンが有名なのでトリックはマッスグマ同様裏択となり読まれにくい。バトンタッチをピン差しするのもありだと個人的には思う。タイプ一致シグナルビームを撃てレベルアップで電光石火をとすてみタックルを覚えられるが、トリックを使用する以上孵化がだるい。

 

パッチール

正直ネタ。オオタチマッスグマの遺伝経路に使いましょう(ドーブルでいい)。どうせ性格値乱数の時に使うよね?

 

カクレオン

正直1番トリックを使いこなせそうなポケモン。A種族値は90、D種族値は120、S種族値は40と高耐久物理ポケモンなのでハチマキトリックに非常に向いている。HDに振ると補正あり252ラティオスのサイキネを2耐えするポテンシャルを持っていたりする。ハチマキトリックで運用すると、Aもオオタチより高いため相手に高圧力をかけられる。3世代の速いポケモンには特殊が若干多いため動きやすい。ゆえにギプストリックで運用するとサンダースゲンガーラティサンダー辺りの速い特殊ポケモンのSを下げられる。また特性変色によりトリッキーなトリッカーとしてトリックな技を取り扱ってくれるトリック界隈の裏ボス。個人的に推したい←ここ重要!

 

 

以上のことから挙げられるトリッカーとしてのランク付けは

 

 

Sマッスグマ

Aオオタチカクレオン

Bフーディンバルビート

===越えられない壁===

ブーピッグパッチールバリヤード

 

 

であると考えている。

また考慮しないといけない点として

オオタチマッスグマの差別化

・仮想敵(どういう動きをしていくか)

・相応のプレイングスキルが要求されること

がある。

 

 

オオタチマッスグマを差別化していく上で大事なのは、オオタチにできることはほとんどマッスグマでもできるということだ。つまり(今のところ)オオタチを使うメリットは薄い。しかし、オオタチの方がA種族値が6も高くそこら辺のヘナチョコ耐久のカビゴンなら無補正A252オボン込みで確定2発にできる

11〇2さんの使用していたあるカビゴンに関しては食べ残し考慮でオオタチが確定2発取れるところをマッスグマだと乱数になるため、差別化できないと言いきれない(まあそんなこと言い出したらキリがないのだが)。

 

また仮想敵に関しては各々考えがあると思うので任せる(めんどくさい)。

 

最後にプレイングスキルだが、正直これには向き不向きと対戦慣れが関わってくると思っている。三世代という閉鎖空間でそもそも対戦慣れという言葉が成り立つのかは怪しいが、環境に慣れていき、「このカビゴンはシャドボ持ってそうだからカクレオン出してすてみタックル撃って負担をかけよう」といった思考、また「スイクンにハチマキトリックしたら機能停止するやんざまぁwwww」とか「バルビートのS種族値をご存知でない!?」などの煽りスキルを鍛えることは大変重要だと思う。

 

 

『トリッカーを使う者は己もトリッカーでなければならない』

 

 

トリックを成功させるにはプレイングスキルも大切だが、煽りスキルやくちプスキルも併用することで相手のメンタルブレイクを狙うことも大切だろう。6/18に開かれたカラオケ三世代オフでトリックオオタチによる被害者が3人に増えた。きっと彼は今頃オオタチ対策を薄い本を読みながら考えている頃だろう。しかもyoutubeにその様子が投稿されるらしい。

 

これからもトリッカー被害を増やしていきたい。