ぽけどころ

ポケモンについて深く考える

あつ森のバラ交配が熱い件について

このブログでポケモン以外の記事を書くのはあれなんですけど、調べたら面白そうだったので書きます。(というかこういう分野が専門なので)

※この記事はあくまで個人的な思考です。正しくない可能性が高いです。

 

「あつまれ どうぶつの森」が発売してからはや3週間が経とうとしています。早いものですね。

このゲームには花の交配というシステムがあります。別色の花同士を掛け合わせることで珍しい色の花を咲かせるというものです。ゲームプレイヤーたちの中にはこの珍しい色の花を咲かせるために日々はない水やりをして過ごしている人も多いことでしょう(なんて心優しいゲームなんだ)

その中での現在最も価値が高いのは青バラです。具体的な交配過程がこちらになります。

 

×

×

×特殊な赤(見た目は普通の赤と変わらない。以降特殊赤)

特殊赤×特殊赤(超低確率)

 

なんかアンモニアソーダ※1みたいに生成したレア花を交配していくことで青バラは手に入ります。へ~。

※1 炭酸ナトリウムの工業的製法のこと

 

また、上記以外にも

 

×or黒or

×

×

 

といった具合の交配もあります。特に興味深いのは

 

特殊赤×特殊赤(特殊かどうか不明)、、黒、

 

と、特殊赤同士の交配のバラエティが豊富な点です。非常に不思議ですね。「複雑な過程で咲いたからそういう能力でもあるのかな?」と思ったんですけど、同士の交配ではしか咲きませんでした。う~ん、何かありそう...。

前作まではどういう仕組みだったのだろうと調べていると、スマホゲーム「どうぶつの森/ポケットキャンプ」にて、遺伝子の優劣のシステムが追加されていることが判明しました(出典)。

遺伝子の優劣と植物の交配といってまず思いつくであろう法則は「メンデルの法則」ですね。植物の形質遺伝の過程を法則化したものです。1865年にメンデルさんが発見しました。義務教育範囲なので説明は省きますが、「優性の法則」、「分離の法則」、「独立の法則」が存在します。

あつ森で最初に手に入れられるバラの色はの3色です。各色に独立の法則が働くと仮定し、それぞれの色にRr、Ww、Yy(大文字は優性、小文字は劣勢)を当てはめてみるのがよさそうです。また特殊赤同士の交配で多種の花が咲くことから、特殊赤の遺伝子型をRrWwYyと仮置きします。よって独立の法則を用いて特殊赤同士を交配した場合、

 

1.RRWWYY、2.RRWWYy、3.RRWWyy、4.RRWwYY、5.RRWwYy、6.RRWwyy、7.RRwwYY、8.RRwwYy、9.RRwwyy、10.RrWWYY、11.RrWWYy、12.RrWWyy、13.RrWwYY、14.RrWwYy、15.RrWwyy、16.RrwwYY、17.RrwwYy、18.Rrwwyy、19.rrWWYY、20.rrWWYy、21.rrWWyy、22.rrWwYY、23.rrWwYy、24.rrWwyy、25.rrwwYY、26.rrwwYy、27.rrwwyy

 

の27通りの遺伝子型が存在します。これらすべてに色が割り振られてるのか、はたまた特定の遺伝子型に色を当てはめているのかは不明です(おそらくこっち。それ以外の遺伝子型は咲かない処理。ゆえに存在するのは特殊赤)。特殊赤×特殊赤の交配によって出現した色の割合である程度予想はできそうですね。(本当は検定交雑をしたいんですけど...。)(というか優性の法則どこ行った?)

特定方法の予想なんですけど、同種の掛け合わせで1色しか咲かない場合、持っている遺伝子がオールホモである可能性が非常に高いので一気に絞り込めます。加えてをRRWWYYとした場合、このゲームはオール優性ホモを作り出すゲームと言い換えられるので若干かっこよくなります(プログラマー目線に立った場合、そこを目指すようにプログラムしたいはず)。

というわけでみんなで協力してこの遺伝子型を埋めていきましょ。まあこの過程があってるかどうかはわからないんですけどね。